5感育®「スキンシップが影響する人格形成と自己肯定感」in胡屋保育園

5感育®「スキンシップが影響する人格形成と自己肯定感」in胡屋保育園

我が子とのスキンシップが人格形成に影響するってどういうこと?
理論をしっかり理解できたなら、もう大丈夫です。
忙しいからこそ、わかっておいた方が良いのです。
皆さんきっと同じように忙しい毎日を過ごしながら、子育てをしていると思います。

時間にも心にも余裕がない子育て

時間と心に余裕のある子育てができている家庭は、きっと少ないと思います。
もしかすると、こんな風に思っている方もたくさんいらっしゃるかもしれません。
「我が家は共働きで、残業もしながら仕事もしないといけないし、夫婦が子育てに時間をかけている時間はないのよ。おばあちゃんがいるから大丈夫よ。子どもだって寂しそうじゃないし、それどころか楽しそうだしね。私だって、ほぼおばあちゃんに育てられた様なものだけど、ちゃんとまともに育っているしね。それに、ストレスためてカッカしながら子育てするより、仕事している方が楽しいし楽だし、おばあちゃん中心に面倒見てもらっている方が、私も良いお母さんになれると思うし、おばあちゃんだって孫の面倒を見るのを喜んでくれているし、その方が家族円満だと思います。」

子育ては自分の命がある限り続きます。「親子」が続いている限り

よく、私はもう子育てが終わったから~~という話をよく耳にします。
正確には「子育て」が「終わった」のではなく、「子育て」の「繁忙期が過ぎた」ということです。
親子関係が続く以上、子育てに終わりはないですし、自分の子育てが成功したかどうかについても、自分の子がしっかりと子育てができているのを見届ける、または晩年幸せな暮らしができている、そこまで見届けてはじめて「子育ての成功」だと言えるのです。
なぜなら、社会に出てもし我が子が自分の子を傷つけてしまったり、他人を傷つけてしまう大人に成長していたなら、それは「私の子育ては成功でした」と心から思えるでしょうか?
社会人になったのだから、もう親の責任はありません。本人の責任ですと、言えるのでしょうか?
いいえ。そんな事はありません。人を思いやれる大人になれているか、我が子を大切に育てる親になれているか、それは育った環境がその人の人格を形成していくことは間違いないからです。
もちろん、大人になってから関わる人からの影響も多大にあることも間違いありません。

「あなたの子どもを私に預けたのなら、神のように育てることも、凶悪犯罪者に育てることもできる」

昔読んだ本の一説が私の心に残っています。ある外国の学者さん(だったかな?)の言葉です。
「あなたの子どもを私に預けたのなら、神のように育てることも、凶悪犯罪者に育てることもできる」
一言一句あっているかはわかりませんが、どなたかこのような文言の書かれた書物をよみました。
どなたか、おわかりでしたら教えてくださいね。
(23歳か、24歳の頃、たまたま私は幼児教育にかかわる仕事をしていたので、その時に大量の幼児教育の本を読むことになったのです。)
上記のように、子育ては自分の子だけではなく、孫や他人の命にまでも影響を及ぼすくらい、超重要事項項目なのです。

人はなぜ「子どもが欲しい」と思うのでしょう

皆が子どもがいるからでしょうか?
子どもと一緒にいる姿が、幸せそうに見えるからでしょうか?
子どもを授かる前は、ほとんどの方が子どもが生まれてくるのをとても望んでいたと思います。
子どもを産んで育てみて、どんな感情で子育てしているでしょう。
予想していた通りに愛おしくて、思う通りの子育てができているでしょうか?
「思うように子育てが出来ています」という方も「イマイチしっかり子育てができているかわからない」「不安」「産後うつになっています」という方など、様々な感情を抱きながら日々髪を振り乱しながら、時には泣いたり、時には笑ったりしながら、過ごしていることと思います。
子どもの人数が増えるにつれて、忙しさは増し、子育てが煩わしくなり、知らず知らずのうちに子育てが嫌になっている・・・という場合もあります。
そんな時って、意外に本人は気づかなくても、周りの人が先に気づいていたりするものです。


欲しかったはずの、子ども達です。
生まれてきてくれて「ありがとう」ママを選んでお空から降りてきてくれて「ありがとう」生まれてきてくれた、ただそれだけで「ありがとう」
次は、ママがあなたのお世話をする番です。
一人前の大人になるまで。
いつか、あの時のママのように、あなたにも、赤ちゃんがお空から降りてきてくれる日まで。
それまでは、あなたを私の手で大切に育てたい。世界で二つとない、親子の絆をしっかり太く、編み続けたい。


時には、大喧嘩もする事でしょう。
時には、学校で大きな失敗をし、ママから嫌になるくらいのお説教を受けることもあるでしょう。
時には、親に反抗し汚い言葉を使うこともあるでしょう。
時には、傷つけあうこともあるでしょう。
でもでも、それはママの手でしっかり育てているから、減った愛情タンクはすぐに満タンに戻るのです。

何が違う?おばあちゃん中心の子育て、両親中心の子育て(片親含む)

おばあちゃん中心の子育て、両親中心の子育て(片親含む)、それぞれ子ども達はどんな感情を持っているのでしょう。
もちろん、全ての子が同じような感情を抱いているのではないはずです。
しかし、どうせ子育てをするのなら子どもに寄り添い、子どものお世話をする事の喜びを感じて欲しいのです。
おばあちゃん中心の子育ての場合、ほとんどの子は喜んでいることも多いのではないでしょうか?
しかし、確実に親子の会話や、触れ合いは減りますね。それに伴い、子どもの心の愛情タンクの減りには気付きにくくなります。

毎日おばあちゃんが、お迎えに行ってくれたり、晩御飯の準備をしてくれているのなら、ついつい安心して残業してしまいますね。
でも、もしおばあちゃんがお仕事で忙しかったり、遠方にいたりしたらそこまでの残業はするかしら?
もちろん、私は企業にも働くママ達への理解は必要だと思います。
残業する方が、仕事熱心な方だと思っていませんか?
もしくは、残業しないと捗らないくらいの仕事量があるのかもしれません。

おばあちゃんが近くにいない家庭のお子さんのお話です。
「いつも、おかあさんがむかえにきてくれていない子はかわいそうだね。」
「えっ、おばあちゃんはいつも美味しいもの買ってくれるし、優しいし、おばあちゃんがお迎えの方が良いんじゃない?」
「ぜったいいやだ。ママのおむかえのほうがいい」
と言っていたそうです。

でも、おばあちゃんがいつもおばあちゃんがお迎えしている子は、決して嫌だとは思っていないと思います。
毎日の習慣になっているので、何の違和感も、他の子に対する嫉妬感もないと思います。

そんな事が伝わっているとよいな・・・と思いながら幕を閉じました。
園長先生はじめ、園の保育士の先生方、保護者の皆様、本当にありがとうございました。
肌から心を育む、肌から脳を育む子育てが、どうかたくさんの皆様へ伝わりますように・・・
日本5感育協会 玉城徳子

 

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