5感育タッチケア
去った火曜日は5感育タッチケアの時間でした
育児講話では、沖縄の施設にいる子ども達のお話をしました。
「家族」と聞いて思い浮かぶのはお父さん、お母さんが居て、子どもが居て、とテレビで見るちびまる子ちゃんやサザエさんのような家族像を想像しますよね
様々な家庭環境などの事情で保護者と暮らせなくなった子ども達が生活する場所が児童養護施設。沖縄県には現在8ヶ所の施設があり2歳~18歳までの約400人の子ども達が親元を離れて暮らしています。
子ども達にはそれぞれ親と暮らせない複雑な事情があり、それは経済的な理由だったり、両親の傷病、死別、保護者による養育が困難な場合で生活のサポートが必要だと判断された子ども達が入所しています。その中でも悲しいことに虐待による理由が半数を占めています。児童虐待の通告件数も年々増加が報告されていますが、施設で育った子や里親に預けられた子ども達が必ずしも虐待されていたわけではありません。
子育てしていく中で周りに相談できる人が居なかったり、離婚率も高まりシングルマザーなどのひとり親世帯が増えている現代での子育て環境が保護者の孤立や困難を生みやすくさせてしまい、それも理由のひとつなのかもしれません
施設で生活する子どもたちは衣食住が保証されていて落ち着いた環境で安全に過ごせるように、保護者に代わって施設の職員が生活の支援や自立に向けたサポートをしています。入所後も基本的には保護者との面会交流ができますが、入所理由や状況などにより保護者と会うべきではないと判断された場合には児童の人権を第一に考えて面会できないこともあるようです。
児童虐待により家庭で満足な食事を与えられなかったり、お風呂やトイレなどの閉鎖的な空間に1人で入ることを怯えたり、生活習慣を身につける機会がなかった子どもも多く、様々な子ども達の心の傷に寄り添いながら生活しています。
すべての子どもは社会全体で育てていく、子どもを守り、居場所となるために児童養護施設が設置されています。
少しづつですがたくさんの子ども達が笑顔でいられる未来を私たち大人がつくっていければと思います
株式会社 NIPPON5感育協会代表
TOCCO
幼児期からの『5感タッチケア』オーガニック・無添加の食卓を作る『食育講座』などのプログラムを通して、五感を育みながら、子どもの好奇心、感性、知能を育てるメソッドを確立とし、2013年より活動をしはじめ、2016年に『NIPPON5感育協会』を設立。
子どもの心は、スキンシップも食も大人の手で育んでいくことの大切さを伝えることを、心手育(COTECCU)として子どもを生んだら子どもに寄り添って育てる大切さを伝えている。
3人の娘を育てる母として、子育ての中での「発見」や「気づき」を「NIPPON5感育協会」のコンテンツとして、忙しい子育てママに提供する活動を続けている。
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