身体や味覚が育つ大切の時期に親として知っておきたい食育
子ども達の未来の為に大人が知っておきたい食育法があります。
当たり前のことですが、わたしたちの体は、毎日の食事の食べ物で作られています。特に幼児期から離乳食は、体や脳の成長とともに、一生の味覚を作る大事な時期。
そんな大事な時期に、刺激の強い食べ物や砂糖、添加物だらけの加工食品などを食べさせると、人工的な味に慣れて、微妙な出汁の味や、自然の風味豊かな食材の味を感じる味覚が育たなくなります。
便利だから、時間がないからという理由で、子どもたちに化学調味料やインスタント食品、ファストフードの食事は、彼らが大人になったときの繊細な味付けの食事を楽しんだする、食事の楽しみを奪うことになるかも知れません。
大人がわかっておきたい食育と添加物の実態
食品添加物は、食べ物を流通させるために、あらゆる加工食品に添加されています。添加物はもちろん、国が定める基準を満たしたもので、食品衛生法第4条第2項では、「添加物とは、食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するもの」と定義されています。
もちろん、国が認めた添加物は色々な研究や実験で、人体の影響の調査はしていますが、子どもの味覚が育つ大切な時期に、本当に何も考えず何でも与えても良いのでしょうか?
例えば、コンビニで売られている多くの加工食品で使われているショートニング、マーガリンなどのファストフードの揚げ物に使われている油のトランス脂肪酸は、世界中の科学者のコンセンサスとして大量に摂取すると必ず様々な病気や疾患のリスクになるとアナウンスしていますし、実際にヨーロッパではトランス脂肪酸の使用の制限や表示の義務化をしていますが、日本では何の規制もありません。
特に見逃しがちで、わかりにくい表現として「植物性油脂」「加工油脂」などは、全てと言っていいほどトランス脂肪酸です。「植物性」の表示に加工の裏側が見えなくなっていますし、消費者の本物を見抜く力にモザイクをかけられている気がします。
スーパーで売られている加工食品の食品表示を見ると、添加物として、水あめ、砂糖、ゼラチン、植物油脂、でん粉、ゲル化剤、香料、光沢剤、酸味料などと書かれていますが、これが何であるのかを知らずにいることと、きちんと知識として知ることのどちらを選んで子育てをしますか?
子どもの才能を伸ばし、人間力を育てるために絶対に必要なものは、身体や脳も作るために、今食べている食べ物なのです。
そして、本物の味がわかるという味覚の人生の宝物とも言えます。これは親から子どもに渡すことができる大切なギフトなのです。
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食育基礎講座(1Dayコース)
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