必ず野菜好きになる離乳食からの食育法inママビー
お野菜をたくさん食べてくれる子に育ってほしい!
そんな想いで始めた我が子の離乳食。そんな我が家の3人娘たちは好き嫌いのない子に育ってくれました。
子どもの味覚とは・・・なぜお野菜を食べない人がこんなに多いのか・・・
私を気づかせてくれたのは、思春期から結婚するまでに出会ってきた知人、友人、同僚など。
そして、ホテルバイキングのデザートです。
フルーツと甘~いケーキ達が、まるで植物園のお花畑のように、きれいに楽しそうに並んでいます。
見ている私も、ルンルン気分にしてくれます。
全部食べたくちゃっちゃいます。
しかし、フルーツの甘味を存分に美味しい~~と感じて食べるには、お砂糖の入った甘いケーキ達の前に食べることが鉄則なのです。
先にお砂糖たっぷり入ったケーキ達を頂いてしまうと、フルーツが酸っぱく感じてせっかくのフルーツの美味しさを味わえないのです。
それではフルーツ達がかわいそうですね。
さらに言えば、お菓子やケーキ類も甘さ控えめの物から食べることが大事。
甘みの強いものから食べると、その次に食べる甘さ控えめなものが、より味気なく感じます。
お野菜たちも同じです。先に甘いものを食べ慣れていると、味覚をその後に食べるお野菜をより苦いと感じてしまうんです。
その甘さも、苦さも脳は記憶してしまうので、子どもは苦く感じた栄養たっぷりのお野菜を「苦い」=「美味しくない」と感じていしまうのです。
昔、子どもは甘いものを食べる生き物で苦いものは本能的に食べない生き物だと聞いたことがあります。
それは、昔は苦いものは毒のあるものが多いからだと。だから、小さな子ほど本能で苦いものは食べないのだと。
私は、それは違うと確信しています。
苦いと感じる味覚を、大人が作ってしまったからなのです。
子どもの好き嫌いが多いのは、大人の責任なのです。
甘い物のほうが美味しいと感じる味覚を、大人と世の中が作ってしまったからなのです。
味覚とは、3歳までにほぼ形成されると言われますが、大人になってからも努力次第で短期間で変化するものです。
食べることは、命を繋ぐことです。
その小さな命と、健康を守るのは、大人の役目ではないでしょうか?
きっとママ達は、かわいい我が子を健やかに育ってほしいと願っているはずです。
しかし、健康ってすぐに失われないことが多いですね。
何年も、何十年もかけて失われる事のほうが多いですね。
だから、大人の感覚で美味しいと感じた食べ物を、子どもに上げてしまうのですね。
甘みだけではありません。味覚破壊調味料は他にもたくさんあります。
私はそれらを、「食べる覚醒剤」と名付けました。
野菜本来の美味しさを好まず、化学物質たくさんの調味料で味付けされた調味料やスナック菓子を好んで食べ、一度食べたらやめられない、何度も何度も食べたくなるお菓子と使いたくなる調味料。
まるで覚醒剤のようです。
そう、まさに食べる覚醒剤です。
その一口が味覚破壊の第1歩になってしまうかもしれないのです。
3歳までしっかりとした食を身に着けたら、その後何十年も食事作りが楽になりますよ。
神様から授かった大切な大切な命を、大切に育てていきたいから。
健康でいることも、幸せを作るための大事な要素ですね。
株式会社 NIPPON5感育協会代表
TOCCO
幼児期からの『5感タッチケア』オーガニック・無添加の食卓を作る『食育講座』などのプログラムを通して、五感を育みながら、子どもの好奇心、感性、知能を育てるメソッドを確立とし、2013年より活動をしはじめ、2016年に『NIPPON5感育協会』を設立。
子どもの心は、スキンシップも食も大人の手で育んでいくことの大切さを伝えることを、心手育(COTECCU)として子どもを生んだら子どもに寄り添って育てる大切さを伝えている。
3人の娘を育てる母として、子育ての中での「発見」や「気づき」を「NIPPON5感育協会」のコンテンツとして、忙しい子育てママに提供する活動を続けている。