アロマカレッジ パチュール NARD JAPAN アロマ・アドバイザーコース
レッスン12ホルモンについて
◎妊娠・月経トラブル・更年期
エストロゲン
エストロゲンとプロゲステロンは一生のうちでも分泌量が年齢により異なります。
子どもの頃はごく僅かですが、ホルモン分泌量が増える第二次性徴の頃に多くなります。
一般的に思春期と言われる時期ですね。
成熟期には多い状態で推移し、40歳頃を過ぎると減少し始めて55歳頃で最も少ない状態になります。
よく「女性ホルモン」と言われるものは通常エストロゲンのことを指します。
卵胞ホルモンとも呼ばれます。
女性らしさや若々しさをを保つためには、必要なホルモンです。
お肌のコラーゲンやヒアルロン酸の生成の促進も促してくれるので、肌の艶も良くなりますね。
また情緒を安定させたり、記憶力強化などにもエストロゲンはかかせません。
その他カルシウムの吸収力にも必要です。
年令を重ねるととエストロゲンの分泌量が少なくなるので、必然的にカルシウムを吸収する力も抑制され、加齢とともに骨がもろくなりやすくなります。
プロゲステロン
一方、プロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンは、吹き出物の原因になったり、情緒の不安定化に繋がったり、食欲が増えたりと女性にとっては嬉しくない要素を含みます。
しかし、両者は女性にとって、必ず必要なホルモンです。
特にプロゲステロンは妊娠の成立には欠かせません。
女性に嬉しいエストロゲンは、先程伝えたように加齢とともに少なくなるので補充することが大切なのですが、エストロゲン過多になってしまうと、乳がんや子宮がんの原因になってしまうこともあるのです。
両者の負の作用は、お互いが補完しあってバランスを保っています。
アロマでは、そのエストロゲンがどんどん減っていくあなたの!ホルモンにアプローチして女性特有の体調不良の改善に役立てたり若々しさを保てたりすることが期待できるのです。
それでは、4つの精油をご紹介
・サンダルウッド(セスキテルペンアルコール類にホルモン様作用の可能性)
・クラリーセージ(ジテルペンアルコール類のスクラレオールにエストロゲン様作用の可能性)
・パチュリー(セスキテルペンアルコール類にホルモン様作用の可能性)
・サイプレス(ジテルペンアルコール類のマノオールにエストロゲン様作用の可能性)
上記のように、女性にとっての助けとなる一方で、禁忌事項もあるのでしっかり確認した上で使用しなければなりません。
上記4つの精油の共通禁忌事項:
ホルモン依存型がん疾患や乳腺症の方へ使用してはいけません。
乳がんにも、ホルモン依存型とそうでない乳がんがあるので、ご家族に乳がん子宮がんなどがいらっしゃれば「ホルモン依存型」かどうかを確認しておいたほうがよいですね。
本日も時間切れにてまた続きは次回に
実習では、グリセリン石鹸とストレスに強くなるオイルを作りましたよ

日本5感育協会代表
知念徳子(ちねん とくこ)
幼児期からの『5感タッチケア』『食育講座』などのプログラムを通して、五感を育みながら、子どもの好奇心、感性、知能を育てるメソッドを確立とし、2016年に『日本5感育協会』を設立。
3人の娘を育てる母として、子育ての中での「発見」や「気づき」を「日本5感育協会」のコンテンツとして、忙しい子育てママに提供する活動を続けている。
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