5感育タッチケアin子育て支援センターはるむの家
子育て支援センター「はるむの家」での育児講座は、3~4年ぶりでした。
長年勤めてらっしゃる先生とも久しぶりの再開で、今回は第2子の妊婦さんもいらっしゃっていました。
通常「ベビーマッサージ」という言葉が主流になっているので、皆さんが直感で分かるように私もついつい、ベビーマッサージと言ったり、略してベビマとか言ったりするのですが、ベビーマッサージとはその名の通り、ベビーちゃんをマッサージする事を意味しますね。
タッチケアとは?
タッチケアとは世界共通の言葉である「アタッチメント」(愛着)からきた言葉です。
タッチ=触れ合う ケア=お世話 という意味ですので、「子どもを触れ合いながらお世話をする」という意味になります。
以上の事から、タッチケアとは朝起きたときから、夜眠るまでの育児を「子どもを触れ合いながらお世話をする」中の一部に通称「マッサージ」と言われる、「アタッチメント フォーメーション(愛着形成)」があるのです。
生後一日目から始めましょう
マッサージのイメージは、ある程度の圧をかけてしっかり、「もみほぐす」というイメージですね。しかし、アタッチメント フォーメーションとは「優しく撫でてあげること」です。
親子の肌と肌の触れ合いから、より親子が愛し愛される想いを育んで欲しいという事なのです。
生後1日目から、「できるだけ多くの時間を優しく抱っこして、優しく撫でてあげること」これこそが5感育タッチケアの真髄なのです。
もちろん、おっぱいをあげるときも話しかけながら、優しくトントンしたり、撫でててあげたりします。
五感を育む
一般的には、五感とは視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の事ですね。
日本5感育協会では、視覚の意味だけ少し違います。
触覚・・前項のようにタッチケアを中心とした子育て
聴覚・・ママの声とライアーの音色を聞いてもらい、安心感と脳の活性化に繋げます
味覚・・必ず野菜好きになる離乳食からの食育法や添加物について学びます
嗅覚・・化学で作られた匂いではなく、自然の本物の香りを感じてもらいます(ケモタイプアロマ)
視覚・・ママか子どもをしっかりと看てあげる事を養います
日本5感育協会を起ち上げたきっかけ
普段は、なかなか話すことがないのですがこんな話をさせて頂きました。
なぜ日本5感育協会を起ち上げたのか。
専門学校の保育科で専任講師をしている時に、学生達が行く実習先の「施設」へ。
そこでは、様々な理由から産みの親に育ててもらえない子達が、集団で生活しています。
この子達を何度も見るうちに、施設の先生方から色んな話を聞くうちに、一人でも良いから私が引き取って育てたい、という願望が芽生えてきたのです。
(その時は私は二人の子を出産していました。のちに第3子を出産します)
しかし、夫に相談すると反対されました。
もちろんですよね。夫からすると、子どもが2人いるのに何で里子や養子をもらうのか、納得できないのは安易に想像できますよね。
モヤモヤとした気持ちのまま月日は流れ、タッチケアの講師としての活動をしている時に、雷に打たれるように新たな感情が沸き立ったのです。
「施設で育っている一人の子だけを手元で育てても何の改善にもならない」
「子育てに対する知識を多くの人に伝えていかなければ、世の中は変わらない!!」
乳幼児の虐待やネグレクト、いじめや自殺、昔は少なかったであろう親が子を、子が親を殺めてしまう事件、その他現代社会は多くのモラル間の欠如、嫉妬感から生まれる誹謗中傷、冷酷非道な行為など多くの心の問題が山積しています。
人間本来の思いやりや優しさ、相手を尊重する事、助け合う心、相手の立場になって考える事、そして子を育てるという親の責任認識・・・・
それらの全ては、元を辿れば親子関係に紐づいているのではないか!
まさに点と点が線になった、瞬間でした。
そして、タッチケアは決してベビー期だけのものではない!
大きくなっても必要なものです。ハイハイしても、1歳を過ぎても、小学校に上がっても我が子に触れてあげる、それがアタッチメント フォーメーション(愛着形成)の一つなんだと。
5感を育みながら、愛着形成に繋げていく、それが5感育タッチケアが始まった原点なのです。
4月の歌
・チューリップ
・ひらいた ひらいた
・春の小川
・おうまのおやこ
・おつかいありさん
・りんごのほっぺ
その他
楽しく歌を歌いながら、5感育タッチケアのお教室体験をしていただきました(^_-)-☆
園長先生始め、子育て支援センター はるむの家の先生方、参加した保護者の皆様本当にありがとうございました。
株式会社 NIPPON5感育協会代表
TOCCO
幼児期からの『5感タッチケア』オーガニック・無添加の食卓を作る『食育講座』などのプログラムを通して、五感を育みながら、子どもの好奇心、感性、知能を育てるメソッドを確立とし、2013年より活動をしはじめ、2016年に『NIPPON5感育協会』を設立。
子どもの心は、スキンシップも食も大人の手で育んでいくことの大切さを伝えることを、心手育(COTECCU)として子どもを生んだら子どもに寄り添って育てる大切さを伝えている。
3人の娘を育てる母として、子育ての中での「発見」や「気づき」を「NIPPON5感育協会」のコンテンツとして、忙しい子育てママに提供する活動を続けている。